マンション経営などの不動産投資は、効率的な投資方法として注目されています。

マンション経営の大きなメリットは入居者からの家賃収入が得られることです。そのためには、常に満室を目指す必要があり、入居者が集まりやすい住環境の実現も不可欠になります。また、不動産投資にともなう資金をどのように活用するかも大きな課題になるのではないでしょうか。そこで、不動産投資による新たな資金を貯金するかどうかについて、アンケートを取ってみました。

※一番多い回答「その他」を除く

順調な不動産投資のために手持ちの資金を増やすことが重要!

アンケートの結果、「貯金する」と答えた人のほうが多いことがわかりました。

・お金が生まれたからと言って使い込んではいけないと思います。うかれてはいけません。(40代/男性/会社員)

・これからは自分のことは自分で守ることを求められますので、貯金は本当に大事です。(40代/女性/自由業・フリーランス)

・ある程度は貯金しておいて、リフォームや広告費などの充てたいから。(50代/女性/専業主婦)

・不動産投資による資金は、改修費に充当するためにも貯金しておきたい。(50代/女性/自由業・フリーランス)

・基本「貯金・財テク」。これから先ZERO金利が駄目だったとき次は?と考えたら貯めとくだけです(50代/男性/パートアルバイト)

76人の男女は、貯金したいと考えているようです。

不動産投資で利益を得ても油断できないですよね。自分自身を守るためにも貯金が必要との考え方にも頷けました。
建物の改修費や入居者募集の広告費を捻出するためにも、貯金があると安心できるのではないでしょうか。ZERO金利に触れながら「貯金・財テク」を提唱する人からは、不動産投資への関心の高さがわかる結果となりました。このように、貯金する理由は人それぞれですが「備えあれば憂いなし」と言われるように、不動産投資を順調にするために手持ちの資金を増やすことは重要なのかもしれませんね。

さらなる経営拡大に挑戦したい人や借入返済を優先する人も

アンケートの結果、「貯金しない」と答えた人のほうが少ないことがわかりました。

・比較的安全で、金利は貯金よりも断然いいものを選んで投資します。まとまった資金があれば結構あると思いますよ。(50代/男性/会社員)

・不動産投資で成功したのに貯金に回すと税金として持っていかれるので投資に回す。(30代/男性/会社員)

・保守的な考えになってしまうと、投資も失敗しそうなので、安定するまでは、再投資すべきだと思う(40代/男性/自由業・フリーランス)

・金額によりますが、100万以上であれば貯金し、それ以下であれば流動的に使えるお金としてとっておきたいです。(40代/女性/専業主婦)

・投資で得た資金は、まずローン全額返済し、残りはさらに投資をして増やしていこうと思います。自分の手持ちの資金だけでは家族が定年後に不安があるからです。(40代/女性/専業主婦)

24人の男女は、資金を貯金以外に活用したいようです。

金利のいい商品に投資をしたい人がいますよね。節税対策や経営安定のために、新たな投資を望む意見も寄せられました。お金の使い道は具体的な金額によって判断することもポイントかもしれません。ローンを繰り越し返済したい人もいるようですね。不動産投資を安定させるには、さらなる経営拡大に挑戦したい人や借入返済を優先する人など、いろいろな考え方がわかる結果となりました。

 

手持ち資金をどう活用するのかも慎重に検討!

アンケートの結果、不動産投資で得た資金を貯金したい人の方が多く、全体の8割近くを占めました。

建物のメンテナンスなどに費用が必要なほか、安定経営のためにも貯金は欠かせないようです。

一方、経営を軌道に乗せるためにも資金活用は不可欠の考え方もうかがえました。不動産投資を始めるときは、立地をはじめ対象となる物件を取り巻く条件が大切ですよね。また、手持ち資金をどう活用するのかも慎重に検討する必要があるのではないでしょうか。みなさんが不動産投資を実行するときは、これらの意見をヒントにするほか、いろいろな角度から情報収集することをおすすめします。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年06月20日~2016年07月04日
■有効回答数:100サンプル